ダイビングを「楽しめる人」「楽しめない人」




水の女神、サラです。

あなたは答えられますか?

ダイビングライセンスを取得するにあたって…

あなたには、何軒ものダイビングスクールが目に入り、それぞれ良いことを書いていることに迷います。

その売り文句に惑わされず、安全に楽しめる「確かなスクール」を選ぶには、何で判断すればいいでしょう?

この質問は、これから始める「ほとんどの人の最大の関心事」ですが…

実際には誰もが良い判断ができるものではないです…

「ちゃんと教えてもらえるところが良い」

「プール付のスクールが良い」

「良い指導者、ベテラン指導者が良い」

もし、時間が戻せるならとりあえず資格取得してから悪かったらやり直すけど…

できないです

だから…

そもそもあなたの希望する条件を全てクリアできるスクールは無いものでしょう…

イメージでライセンス取得を目的で行動を起こすものですが、「ライセンスカード」を手にしたのに不満足な結果になるかもしれません。何故なら…

何故だと思いますか?

実は、あなたが本当に得たかったもの..

それはダイバーなら誰でも持ってる
プラスティックでできたライセンスのカード自体ではなく

  • 他の人と潜るとき恥ずかしくないダイバーになれること
  • 良い指導者や、良いダイバーと、素敵な仲間になれること
  • ライセンス取得自体が、快適に楽しめること

…などだからです。

ライセンス取得に執着してはダメ

少し考えてみてください。

ダイビングを始めるには、必要と言われる「ライセンス自体」に意識がいってしまう人が多いです。

学科講習、プール練習と海洋実習ということだけです。

これは、スクール選びを失敗する最大の要因です。

講習の内容や上達でなく、プラスティックカード取得の事ばかり考えてしまう…

コース後、他のダイバーとどう潜れるようになるか見えていないものです。

「ライセンスカードさえもらえればダイバーだから、潜れるから」というような言葉を聞いた事ないですか?

これは、内容を見ずに思い付きで買い物をしようという考えの現れで危険です。

下手なダイバーになってはすべて無駄

なぜなら…

ライセンスを手にして他の人より下手だと…

つまり、コースで必要な技量を得ずライセンスカードだけ手にしても楽しくなく、安全性すら疑問だからです。

事実、ダビング事故の80%以上がミス、つまり「技量不足」が原因です。(海上保安庁データ)

どんなにいい表現で広告されていても、立派なホームページやパンフレットであっても、特典やイベントが良く見えても

良いダイバーになれなければ、ダイビングを楽めず、周りに迷惑をかけてしまえばやめたくもなるでしょう…

すべてが無駄です

つまり、ダイビングを始る際に楽しそうに思えることと、楽しめるダイバーになること別のことなのです。

必要なのは「知識とスキル」

日本の主要団体認定のダイビングスクールは500店以上(未認定はもっと多い)、インストラクターは1万人以上、そして毎年5万人程のダイバーが誕生しています。

しかし、その中で質実共に十分楽しめてるダイバーはほんの一握りです。

あらためて探すと意外とダイビングスクールはありますが、若い初級インストラクターで運営しているスクールが多く、上級インストラクターが運営するスクールはごくごく少数です(実はインストラクターカードを見れば直ぐ分かります)。

そういう状況で、あなたが内容を見極める目」でスクール選びができなければ、折角のダイビングライフが残念なものになります。

指導者次第で上手になれる

それには、サービスレベルを見極める力が必要です。

日本には、チップの習慣が無いことなどから、サービスレベルをはかる機会が少ない環境ですが、そのサービスレベルこそが、「受講生が得るべき品質」です。

チェーン店の初級大工が突貫で建てる家と、専門の宮大工が建てる家の「品質の違い」はよく分かるのと同様、指導者をよく見れば、選ぶべき品質とダイビングコースは見極められます。

そして、あなたのダイビングライフが「レベルの高いダイバー」としてスタートするか、「レベルの低いダイバー」としてスタートするかで、以後の楽しさには埋めようの無い差がつき、回を重ねる度に更に開いていきます

海中へ行くのに、知識と技術は欠かせない

「ダイビングスキル」と、潜降したり、浮上したり、泳いだり、耳抜きなどが思い浮かぶものですが、上手い下手の決め手は異なる部分に多いです。

器材の組立と操作、ベルト類の調整、浮力の調整、意図的な呼吸、水中バランス、水面と水中のフィンワークの違い、ダイビング中の器材の取り回し、泳ぎ方に合わせたフィン(足ヒレ)の選び方等々…

まだまだあります。

事実としては…

ダイビングスキルの上手い下手でなく、次のようなダイバーに出くわします…

そもそも講習で身につけるべきことを…

習ってない、できるようになってない、不適切な手順で覚えてる、間違った方法を身につけてる…

良くないダイビングを始めてしまうと、その後経験を積んだにもかかわらず、それを繰り返すことで上達できず、良いスタイルで経験の浅いダイバーに劣ってしまうものです…

楽しもうと始め、折角続けているのに、そんな状況に気づいた瞬間、楽しみどころではなく、経験自体が残念なものにるでしょう…

途中で気づいたら

「スクール選びを失敗した」と気づけば、手遅れではありません。

上級指導者の内容が魅力のスクールと異なり、新人指導者が運営するスクールは「安い」をウリに、しかし内容や実習地もその程度で、その後会費や一見がお得そうな特典で割高な器材を売っているものです。

そして、特典を得るために、その後何回も程度の低いスクールに参加し、その為に会費、ツアー料、割高な講習料、教材などを支払い続け、上達までにお金と時間と労力を浪費するより、「気づいた時点で離れる」というメリットの方が大きいということに気づくことでしょう。

いわゆる「損切り」で、損失をここまでと決め、拡大することを防ぐことです。

ダイビングスキルが高ければ…

楽しみを大きく分けると次の2つになります。

  1. 外部依存の楽しみ
    外部要素(スタッフや、キレイかどうかの海、場のノリ)に依存する楽しみ
  2. 内部からの楽しみ
    自分自身の上達や新たな発見、後輩から頼られる嬉しさ、上手いという満足感

同じ場所で同じようなことをしてても、レベルが高い人の方が楽しいのは確かです。

つまり、たまたま海が期待以下の場合、1の外部依存で楽しんでいる人は楽しめないけれど、2の内部の楽しみ方を体得した人は、楽しい時間を過ごすことができます。

折角の休日の使い方が、その人ごとの「思考」で、楽しいものにも、つまらないものにもなるということです。

この内部からの楽しみに気づけるには、スクール選びという初期段階で、低レベルなスクールに通ってしまうと気づく機会がなかなか訪れません。

それは、最初は自身でダイビングの技量が見えにくく(周りからはよく見えます)「認定ダイバー」としてプライドが生じることから、選択の過ちを認めたり、改めて習おうという気になる人が少ないからです。

よく、スキルは、繰り返すことで上達すると思いがちです。

良い選択をしたダイバーは、以後も同様に上手くなる道を選び、更に相乗効果で、良い選択を積み重ねることで、上達が加速していきます。

悪い選択をしてしまったダイバーは、自分より不慣れな新人との交流で満足しようとしますが、それでは上達が遅く、良い選択をする後輩ダイバーに容易に追い抜かれ、結果、ダイビングは面白くないと遠のくか、自論スタイルを肯定するしかなくなります…

そして、、、

その思考はダイビングだけでなく、よくよく考えてみるとこれまでのライフスタイルでも繰り返しているものです。そしてこれからも…

何かを習って成長するなら

ダイビングを習うなら…だけでなく、私生活でも仕事でも、進むべき道を選ぶ岐路に立った時、安易に始めたものの今から道を帰れるかな?と気づいたのであれば、

少しでも早く良い道を見極め進む思考にしておきたいものです。

何についても「損小利大」「損は小さくとどめ、利益は大きくのばす」は、発展の基本です。

損切りが遅い人は取り返しがつかないところまで行くものです。

これから始める人が情報を得る手段は、店頭に行って指導者を確認する以外は、各スクールが自分でホームページに書いている自画自賛情報くらいでしょう

つまり、あなたが判断しているつもりで、実際はスクール側の書き方次第です。

このぺージの管理人、水の女神サラとしては、そういった迷える皆様を、迷い、疑問、不安、難から解放されるよう、根拠をもって救いのアドバイスを行います。

その内容は世界のトップクラスといえる、PADIコースディレクターをサポートする立場からのものです。迷える新人ダイバーの他、迷えるプロ、ダイビング経営者に至るまで広く頼られることから、多くの分かりやすい事例と共にあなたを良き道へ導きます。




例えば:

ライセンスを手にしたけれど自信がない、習ってないことが多いと分かった、新人インストラクターで講習が雑だった、事前表示のない会費を払わないと続けられない、広告は安かったけど実際は少しずつ高額になっていった、割高な器材を買わないとツアーが高過ぎる…

どうにか良い道へと導いてほしい…という祈りが多く寄せられます。




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